歴史

2008年3月13日、AFLの各クラブのプレジデントの賛同を得て、ウエスタンシドニーを本拠地とするAFLで18番目のクラブチームが誕生した。

 

2009年7月1日、AIS/AFLアカデミーのコーチであったAlan McConnellはクラブのハイフォーマンスマネージャーとしてクラブで初めて雇用された人物となる。

 

同年11月、GWSはかつてエッセンドン・ボンバースの監督を長年務めたKevin Sheedyを監督として迎え、3年間の契約を結ぶ。

「AFLで最も影響力のある一人である人物との契約は、非常に画期的であり、ここ30年の間に開発された人口200万人のウエスタンシドニーの地域にAFLが貢献できるであろう。」当時AFLのCEOであったAndrew Demetriouは語った。

 

「ウエスタンシドニーの地域は確実に発展しており、AFLはGWSが地域のコミュニティーを構築する重要な役割を担っていると確信している。また、Kevin Sheedyはプレイヤーとしてもコーチとしても成功している人物であり、彼の活躍によって新しいコミュニティーにフットボールが受け入れられると考えている。」

 

さらにノーザンテリトリースポーツ研究所でヘッドコーチを務めていたBrett Handを育成コーチに、かつてシドニー・スワンズのキャプテンとして戦い、ブラウンローメダリスト(年間最優秀選手)となったPaul Kellyはスカウト担当とファン獲得のための広報を兼任することとなった。

 

2010年2月、ブリスベン・ライオンズでフットボールマネージャーをしていたGraeme Allanを同じくマネージャーとして引き入れ、同じ月にエンジニアリングサービス企業のリーダーであったTony ShepherdをGWSのチェアマンとして迎え入れた。

 

4月、GWSは本拠地のブラックタウン・インターナショナル・スポーツパークで行われたTACカップでNorthern Knightsと戦う。

 

さらに6月にはラグビーリーグ(NRL)のスターIsrael Folauが競技を変更しGWSに加入。さらにノーザンテリトリーのプレイヤーCurtly Hampton、ニュー・サウス・ウェールズのプレイヤーSam Schulz、Mark Whileyと.正式にサインをかわす。

 

また、シドニーオリンピックで陸上競技の金メダル獲得に貢献した有名なスポーツ生理学者John QuinnがGWSのスポーツ科学部門の部長に就任。

 

2010年7月29日、2012年から18番目のチームとして正式にAFLに参加するということが委員会にて決定される。

 

11月にはリッチモンドとブリスベンでプレー経験のあるCraig Lambertがフットボールマネージャーとして就任。また、キャンペラのあるオーストラリア首都特別地域と10年間のパートナーシップを結び、30試合のAFL公式戦、10試合のプレシーズンゲームをキャンペラで行うこととした。

 

2010年11月16日、GWSはオレンジとチャコールをチームカラーとする「Greater Western Sydney Giants」として正式に活動を開始。キャッチフレーズは「Think Big, Live Big, Play Big.」となった。

 

AFLの今世紀のベストチームにフルバックとして選出されたカールトンのスタープレイヤーStephen SilvagniがリストマネージャーとしてGWSに加入し、ポートアデレードのプレミアシップコーチMark Williamsはアシスタントコーチとしてクラブを支えることとなった。

 

2011年のシーズンは17歳のプレイヤー12名に加えて、AFLルーキードラフトにて8名を優先的に指名でき、さらに地元のNSW/ACT両州から4名、ノーザンテリトリーから2名のプレイヤーを獲得することができた。

 

当時17歳のプレイヤーとしてはTomas Bugg, Jeremy Cameron, Sam Darley, Tim Golds, Josh Growden, Jack Hombsch, Dylan Shiel, Adam Treloar, Gerald Ugle, Nathan Wilsonが加入し、後にクラブを支えることなる。

 

さらに各州からKurt Aylett, Josh Bruce, Shaun Edwards, Curtly Hampton, Anthony Miles, Sam Schulz, Tim Segrave, Jacob Townsend, Mark Whileyが契約にサイン。また、ルーキードラフトからはSteve Clifton, Jonathan Giles, Rhys Cooyou, Andrew Phillipsがサインした。

 

2011年、クラブはシーズン前に行われるNAB Cupに出場し、でシドニー・スワンズとゴールドコースト・サンズと対戦。残りのシーズンはNEAFL(North-Eastern AFL)で戦うこととなった。

2011年8月、GWSのファンクラブは、まだAFLの公式戦をプレーしていないのにも関わらず10000人を突破。

 

AFLクラブとしてデビューする2012年シーズンを前に、クラブはAFLの所属先が決まっていない16名のAFLプレイヤーと契約することができ、またドラフトでも優先的にプレイヤーを指名することができた。

 

アデレード・クローズの若いディフェンダーPhil Davis、ウエスタン・ブルドッグスのミッドフィールダーCallan Ward、さらにフリマントル・ドッカーズのRhys PalmerがAFLプレイヤーとして初めてGWSに移籍した。

 

さらにメルボルン・デーモンズに在籍していたドラフトナンバーワンピックのTom Scully、ブルドッグスのSam ReidもGWSに移籍し、続々と若いプレイヤーを獲得。

 

一方で、ブリスベン・ライオンズで優勝経験もあるスターLuke Powerも獲得し、ポートアデレード・パワーのベテランChad CornesとDean Broganをクラブのコーチングスタッフとして迎え入れる。

2011年11月24日に行われたドラフトでは大型フォワードのJonathon Pattonを一巡目で獲得。

 

さらにStephen Coniglio, Dom Tyson, Will Hoskin-Elliott, Matt Buntine, Nick Haynes, Adam Tomlinson, Liam Sumner, Toby Greene, Taylor Adams, Devon Smith, Tom Downieなどクラブ創生期を支えるプレイヤーを獲得した。

 

ドラフトの後、クラブはCallan Ward、Phil Davis、Luke Powerを2012年シーズンのキャプテンとすることを発表した。

 

GWSはAFLクラブとして初めての試合をシドニーのオリンピックパークにあるANZスタジアムで行った。詰めかけたファンは3万8203人。結果はGWSが37点(5ゴール7ビハインド)、シドニー・スワンズが100点(14ゴール16ビハインド)で惜しくも敗退。キャプテンのCallan WardがクラブのAFL初ゴールを記録した。

GWS GIANTS 2012 ラウンド1 出場プレイヤー

バック: Tomas Bugg, Phil Davis, Adam Kennedy

ハーフバック: Jack Hombsch, Tim Mohr, Will Hoskin-Elliott

センター: Rhys Palmer, Callan Ward, Chad Cornes

ハーフフォワード: Nathan Wilson, Israel Folau, Stephen Coniglio

フォワード: Curtly Hampton, Jeremy Cameron, Devon Smith

フォロワー: Jonathan Giles, Dylan Shiel, James McDonald

インターチェンジ: Jacob Townsend, Toby Greene, Adam Tomlinson, Dom Tyson

 

記念すべきクラブの初勝利は2012年5月12日のラウンド7、第2の本拠地キャンベラで行われたゴールドコースト・サンズ戦であった。最終クウォーターに4ゴールを挙げて、27点差の逆転勝利だった。

 

また、クラブの2勝目はシドニーで行われたラウンド19のポートアデレード・パワー戦で、34点差での勝利だった。この試合はヘッドコーチKevin Sheedyのプレイヤー・コーチと合わせてAFL1000試合出場の記念すべき日。クラブは2012年シーズンを2勝利、18位(リーグ最下位)で終えた。

キャプテンのCallan Wardはクラブの年間最優秀選手賞(Kevin Sheedyメダル)を初受賞し、Jeremy Cameronは29ゴールでクラブの得点王に輝いた。

 

13試合をクラブで戦った後、NRLから移籍してきたIsrael Folauはクラブを離れ、ラグビーユニオンでのプレーを再開した。James McDonaldとLuke PowerはGWSで現役生活を終え、コーチとしてクラブに貢献することとなった。

 

ウエスタン・ブルドッグスとリッチモンド・タイガースでプレイヤーとして活躍し、ホーソン・ホークスのアシスタントコーチを務めていたLeon Cameronがシニアアシスタントコーチとして就任。後の2013年シーズンに、Kevin Sheedyに代わってヘッドコーチとなる。

 

2012年オフシーズンにはホーソン・ホークスからStephen Gilham、カールトン・ブルーズからBret Throntonを獲得、ドラフトではLachie Whitfield, Jono O’Rourke, Lachie Plowman, Kristian Jaksch, Aidan Corrを指名した。

 

また、Callan WardとPhil Davisが引き続きキャプテンとしてチームをまとめ、Tom Scullyが副キャプテンとなることを発表した。

 

2013年シーズンはシドニーで行われたラウンド19でメルボルン・デーモンズを下したわずか1勝に終わった。

 

フォワードのJeremy Cameronは62ゴールと活躍し、AFLの得点王(Colemanメダル)の第3位に入る。さらに「オール・オーストラリアン」にも選ばれ、クラブの年間最優秀選手賞(Kevin Sheedyメダル)も獲得した。

 

2013年シーズンが終わり、Kevin Sheedyは678試合(そのうちGWSでの監督は44試合)の監督生活を終えた。そして2014年シーズンのヘッドコーチはLeon Cameronへと引き継がれた。

 

2014年のオフシーズンに、過去に優勝経験があるHeath Shaw、Shane Mumford、Josh Huntをメンバーに加えた。また、ウエスタン・ブルドッグスからDylan AddisonとSwan Jed Lambも移籍した。さらにドラフトではフォワードのTom BoydとミッドフィールダーのJoshua Kellyを獲得した。

 

また、2014年のオフシーズンにクラブはSydney Olympic Park内にある新しい拠点に移転した。Learning Life Centreと呼ばれる施設には室内トレーニングフィールド、ジム、ランニングトラック、そしてTom Wills Ovalという専用練習場が立ち並んでいる。

 

2014年シーズンは衝撃的な幕開けだった。同じくシドニーに本拠地を置く強豪シドニー・スワンズを99(15ゴール、9ビハインド)-67(9ゴール、13ビハインド)で下した。2014年シーズンは最多の6勝をあげ、ここまでの道のりが正しかったことを証明した。

 

また、このシーズンは初めての勝利が多かった。ブリスベン・ライオンズを初めて破り、またメルボルンに勝利し同じシーズンに同じチームから2勝をあげたのも初めて。勝利した際の得点差(64点)も記録を更新した。さらに最終節ではウエスタン・ブルドッグスを6点差で破り、エティハドスタジアムでの勝利も初となった。

 

Jeremy Cameronは29ゴールを記録し、クラブの得点王に輝いた。シドニー・スワンズから移籍して1年目のラックマンShane Mumfordは2014年のKevin Sheedyメダル(クラブ最優秀選手賞)を獲得した。